カープ新井 特大2ランで101打点 6季ぶり3ケタ突破じゃ! 

 「広島5-0ヤクルト」(24日、マツダスタジアム)

 真っ赤に染まったスタンドから響き渡った大歓声。広島・新井貴浩内野手(39)が気合の特大弾で阪神時代の2010年以来、6年ぶりとなるシーズン100打点超えを果たした。主砲の一撃がチームをもり立てた。

 1点リードの三回、99打点で迎えた2打席目。2死から四球で出塁した丸を一塁に置いた場面で、真ん中低めの132キロフォークをすくい上げた。「下半身でしっかり粘ることができました」。体勢を崩されながらも最後は左手一本で、左翼席上段に運んだ。

 一気に大台を突破し、101打点目となる19号2ラン。「優勝した中で、100打点というのもまた、格別というかうれしさもあります。広輔(田中)、キク(菊池)、丸がたくさん塁に出て、走ってくれるので100打点を達成することができた」と感謝した。

 先制点も新井だ。初回2死一塁で、右中間へ鋭い打球を放った。その間に一走・丸が本塁に生還。99打点目となる適時二塁打で試合の流れを呼び込んだ。

 残り2試合。「一発勝負(のCS)は難しい。その難しさを受け身になっていたら、いつの間にか終わってしまう。攻めて、攻めて。打つ方にしても走る方にしても、守る方にしてもね。そういった中で頭は冷静にしないといけない」。野手の大黒柱は、先を見据え戦っている。

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