広島・緒方監督「ここが最終目標じゃない」 32年ぶり日本一に挑む

 「巨人4-6広島」(10日、東京ドーム)

 優勝へのマジックを1としていた広島が巨人に逆転勝ちし、25年ぶり7度目のリーグ優勝を果たした。チームを率いて2年目の緒方孝市監督は優勝会見で「感謝の気持ちでいっぱい」と喜びをかみ締めながらも、「ここが最終目標じゃない。日本一が目標なんで」と、1984年以来、32年ぶりとなる日本シリーズ制覇に目を向けた。

 広島は2013年、3位になって初めてCSに出場。ファーストSでは阪神を破ってファイナルSに進出したが、巨人に0勝4敗で敗れた。翌14年も3位だったが、ファーストSで阪神に1敗1分けで敗退している。

 緒方監督は「今まで追うことしかしてなかったのが、こうやって追われる立場として今シーズンを戦えて、クライマックスシリーズも1位としてマツダスタジアムで戦うことになって。これも強くなるための経験だと思う。勝ちきって日本一を勝ち取りたい」と誓った。黒田は「CS、日本シリーズと短期決戦になってくるんで、今まで以上にチーム一丸となって戦っていきたい」と、チームの結束を呼び掛けた。

 CSはファーストSが10月8日、ファイナルSが同月12日に開幕。日本シリーズは同月22日に始まる。

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