会沢、配球読み2死からの同点打
「広島4-3阪神」(26日、マツダスタジアム)
広島が、今季6度目のサヨナラ勝ちをした。
九回、3-3の2死満塁で松山竜平外野手の打球を左翼・俊介と中堅の中谷将大が衝突し落球。三塁から鈴木が生還し、98年以来、18年ぶりの9連勝をつかんだ。
1点ビハインドの九回。2死満塁で打席を迎えた会沢翼捕手が岩貞の真ん中低めのチェンジアップを左前にはじきかえした。「前の打席はチェンジアップでやられていたので、真っすぐかチェンジアップだと思っていた」。同点適時打でサヨナラの場面を演出した。
緒方孝市監督は「信じられない形で勝ちがとれた。信じられない幕切れ。地の利というか、本拠地でやっているからね。阪神に3つ勝てたというのは大きい」と勝って兜の緒を締めた。
2位巨人に8ゲーム差を付つけ、首位を独走。貯金は96年以来、20年ぶりの14とした。本拠地10連勝のうち、サヨナラ勝ちが5度。勢いに乗り、連勝街道を突き進む。