新井一戦必勝!無欲でVけん引する

 24日からリーグ戦が再開する。2位巨人に6ゲーム差で首位に立つ広島は、本拠地マツダで阪神との3連戦。23日の全体練習に参加した新井貴浩内野手(39)は、無欲で目の前の試合に集中し、一戦必勝で臨む考えを示した。鯉の大黒柱が25年ぶり悲願の優勝へ向け、フル回転でチームをけん引する。

 交流戦を終え、気持ちをリーグ戦へと切り替えた。地元での阪神3連戦を前に、新井は「目の前の試合に全力を尽くす。ただ、それだけです」と語った。一戦必勝、無欲で優勝へ向かって戦い抜く覚悟だ。

 貯金11で2位巨人と6ゲーム差の首位。それでも油断はない。「まだ残り半分以上ある。6ゲーム差なんてあってないようなもの。数字は関係ない。そういうのを考えるのはまだ先。いままで通り、全力で戦っていくだけ」と、足もとを見つめ直した。

 緒方監督も「1試合、1試合気持ちを一つにしチーム一丸となって戦っていく。それだけ」と思いは同じだ。

 「皆の気迫が伝わってくる。いい刺激をもらっています」。下水流や鈴木など、若手の活躍がチームの士気だけでなく、新井のモチベーションも高めている。

 今カード中に阪神・福留が日米通算2000安打を達成すれば、プレゼンター役を務める予定の新井。「同じチームで戦った仲間。おととしは苦労している姿も見ている。勝負ごとだから難しいけど立ち会えたらうれしい」と元同僚の名球会入りを願う。

 ただ「できれば勝敗の関係ないところで達成できれば、なお喜べる」と勝負は別。無欲のベテランが、6連勝中と勢いに乗るチームをさらに上昇気流へと導く。

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