決勝打の丸、緒方監督の抗議に発奮

延長10回、右中間に勝ち越し適時二塁打を放った広島・丸 佳浩はベンチに向かってガッツポーズ=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「阪神2-6広島」(9日、甲子園球場) 広島が延長戦を制した。2-2の延長十回、1死一塁の場面で、丸が阪神4番手・榎田から中越えに二塁打。一走・菊池が一気に勝ち越しのホームを踏んだ。さらにルナの適時二塁打などで、この回4点を奪った。

 決勝打を放った丸は、前夜は逆転サヨナラ負けを喫したこともあり「昨日の負け方が非常に嫌な負け方だったので、逆にきょうはこっちが粘れた試合かなと思います」と胸を張った。自身はこれで6試合連続安打。「僕自身もそうですけど、チーム全体が非常に粘りのある攻撃ができていると思うので、きょうの粘りはまた明日以降につながっていくと思います」と言い切った。

 九回の攻撃では、松山の右翼への打球が、一度は安打と判定されながらアウトに覆り、緒方監督が審判団に抗議するシーンがあった。「監督も熱いものを持って試合に臨んでいるのを、あらためて僕らも感じた。僕らも負けじと熱いものを持ってしっかりやっていこう」と、気合を入れ直した。

 チームはこれで貯金1。「貯金は一気に増えるものではないので、一つ一つ、コツコツと勝っていきたいなと思います」と、次戦に気持ちを切り替えた。

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