【マエケン一問一答】必要とされる球団へ

用具メーカーとの打ち合わせで笑顔を見せる広島・前田健太=大阪・ミズノ本社(撮影・飯室逸平)
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 ポスティングシステムを使った米大リーグ移籍を希望していた広島・前田健太投手が4日、大阪市内で契約する用具メーカーの会議に出席。その後の会見で球団の移籍容認に感謝の言葉を並べた。

 前田の主な会見内容は次の通り。

 -夢に前進する日になった。今の気持ちは。

 前田「松田オーナーをはじめ、鈴木球団本部長、球団関係者のみなさん、そしてファンの方々に感謝の気持ちでいっぱいです」

 -球団からの連絡は。

 「鈴木(本部長)さんから連絡をもらいまして、自分の意志というかメジャー挑戦の夢を後押ししてくるという形の連絡をもらいました」

 -シーズン後の交渉の進み具合は。

 「鈴木さんと何回か話をして、自分の思いも伝えましたし、球団からオーナーだったり思いも聞いて話し合いの場を何回か持たせてもらいました」

 -これまで、球団と話し合いをしてきた中で、どんな思いで待っていたのか。

 「ここ数年とは違うような話し合いだったと思う。ここ数年は、話し合うというよりは、残ってほしいという結果が多かった。今年は僕の思いというものが、球団にも意見として受け入れてもらった。早く結果が出て、きちんと報告できたらいいなと思っていました」

 -容認の連絡後、家族への報告は。

 「まだ、昨日ですかね、連絡をもらってきょう正式にみなさんに発表することになったので、そんなに詳しくは話ができていないんですが」

 -新井選手、梵選手、会沢選手と顔を合わせる機会がありましたが。

 「事前に報告はさせてもらいました」

 -メジャーで希望球団はあるか。

 「自分を必要としてくれる球団であれば、どこでも行きたいと思う。そういう思い」

 -あらためて、メジャーへの思いは。

 「ここ数年、メジャーに挑戦したいという思いを口にしてきましたけど、なかなか自分の成績やチームの成績がふるわなかった。ポスティングを容認してもらえなかったけど、今回こうやって球団から自分の夢を後押ししてもらったので、すごく感謝している。やっとチャンスが来たなという思いです」

 -メジャーの舞台で戦うために必要なことは何か。

 「まだそこまで考えていない。きちんと決まってから考えたいと思う」

 -プレミア12を終えて感じたことは。

 「プレミアでは全てを感じたわけじゃないけど、やっぱりWBCだったり今までに国際大会をいろいろ経験して、自分の未熟さを感じましたし、もっともっと違う場所に自分の身を置いて、厳しい環境に挑戦したいという思いが段々と強くなってきました。やっぱり最初は、WBCだったり、そういう国際大会を経験してから思いが強くなりました」

 -9年間プレーしたカープについては。

 「まだ正式に行くというところまで決まっていないので、きちんと全てが決まってからにしたいと思います」

 -ファンへの報告も正式に決まってから。

 「そうですね、正式に決まってからですね。でも今シーズンが終わってからメジャーに挑戦したいという思いを口にしたと、ファンの人は知っていると思うので、いろんなイベントに行くたびに『残って欲しい』という声をかけてもらいましたし、『メジャーに行って頑張って欲しい』という声もかけてもらいました。きちんと決まれば、しっかりと報告したいと思いますし、ファンの人に喜んでもらえるようにやっていきたいと思います」

 -あらためて喜びや思いは。

 「喜びというよりも、球団には感謝しています。ただ不安もあるので、まだきちんと正式に決まるまでは不安の方が大きいと思う。しっかりと決まるまで、いろんな人と協力して過ごして行けたらと思う」

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