“大誤審”じゃ!広輔弾幻で痛恨ドロー

 「阪神2-2広島」(12日、甲子園球場)

 広島が幻の本塁打で勝利を逃した。延長十二回、田中広輔内野手(26)が左中間へ放った打球はフェンスを越えたが、二塁塁審はインプレーの判定。ビデオ判定でも判定は覆らず、三塁打となった。結局後続が倒れて無得点。救援陣が粘りの投球を見せ、六回以降は無失点リレーを演じたが、“誤審”のせいで引き分けに終わった。

 執念の引き分けに持ち込んだ試合後、緒方監督が報道陣に問いかけた。「あれ、入ってなかった?」。勝ち越しを確信した一発が、三塁打に…。判定に泣き、白星を逃した。

 延長十二回1死。田中が左中間へ会心の一撃を放った。高々と舞った打球は、フェンス付近の“何か”に当たってグラウンドに戻った。田中は俊足を飛ばして三塁へ到達したが、左翼席を埋め尽くした鯉党から「ホームラン!!」の声が響いた。

 緒方監督もすぐにベンチを飛び出して抗議。審判はビデオ判定を行ったが、あらためて三塁打と認定した。「入っていると言う人もいたし、入ってないと言う人もいた。走っていたので打球は見ていません」。田中は努めて冷静に振り返った。

 ただ実際はフェンスを越えていた。甲子園球場の外野フェンスのスタンド側には、球場内に人が侵入しないように“ねずみ返し”がある。打球はそれに当たって、グラウンドまで跳ね返ってきたのだ。明らかな“誤審”。結果的にこの判定で本塁打は幻となった。

 指揮官は「前にも言ったが、この時期の引き分けは下位チームにとって負けに等しい」と厳しい表情を浮かべた。だが、その上で中継ぎ陣の奮闘を「よく頑張ってくれた」と称賛。5回2失点の先発戸田の後を受け、六回以降は5人のリリーフ陣による0封リレーを披露した。

 連投の中崎を休ませるため、この日は従来の登板順を変更した。八、九回を今村、十、十一回には大瀬良が登板。「負けられない試合だった」という大瀬良は「(十二回も)行きたい」と続投志願するなど強い覚悟を見せた。結果的に十二回はやむなく中崎が登板。5連投となったが、自己最速155キロをマークする力投で締めた。

 首位と3・5差に縮まるも、3位巨人とは2・5差に広がった。緒方監督は「あした勝てば意味のあるモノになる。意味があった、となるように頑張りたい」と力を込める。残り18試合。一戦必勝でラストスパートをかける。

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