鯉21戦連続1桁安打も…エルドは劇弾

 「阪神2-2広島」(12日、甲子園球場)

 今季3度目の引き分けに終わった一戦。鯉打線は12回で8安打2得点と苦戦した。56年ぶりに球団ワースト記録に並ぶ21試合連続1桁安打。そんな中でも、広島・エルドレッドの2打点は光った。

 まずは初回。1死一、三塁で1-1から3球目、外角低めのチェンジアップを右に運んだ。タッチアップには十分な飛距離で三走丸が悠々生還。5試合連続の先制点を奪った。「点を取りたいところで取れたのは良かったよ」。助っ人は2戦連続打点をマークした。

 さらに同点の四回。初球を狙った。打った瞬間、本塁打と分かる推定120メートルの15号特大弾。打球は左翼スタンド中段で大きく弾んだ。鋭い“勘と読み”が生んだ一発。ネクストサークルから新井に対する能見の投球に集中していた。

 「攻め方を参考にしたよ。変化球が多かった。ただ、自分は真っすぐに合わせて、来た球に反応するスタイル。体に引きつけて打つことができたよ」

 新井には全5球の変化球勝負。そろそろ直球…を察知してのフルスイングだった。惜しむのは八回の守備での途中交代。延長でもう1打席回っただけに、そのまま出場していれば違った結果になったかもしれない。「チームが勝てればよかったんだけど。勝ちたかった」。勝ち切れなかった悔しさは、グラウンドで晴らすしかない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス