広島が九回満塁しのぎ連勝 エルドV打

今季8勝目を挙げ、ファンと握手する黒田(撮影・出月俊成)
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 「広島2-1巨人」(23日、マツダ)

 広島が接戦を制し、連勝を決めた。

 初回、丸のソロで先制。1-1の同点で迎えた六回には、1死から鈴木誠が四球で出塁。その後、2死二塁と攻め、エルドレッドの中前適時打で勝ち越した。

 先発の黒田は7回で8安打されながらも、1失点(自責点0)の好投。八回を大瀬良が無失点に抑え、九回は中崎が1死満塁のピンチを招きながらも踏ん張り、最後は阿部を空振り三振に仕留めて逃げ切った。8勝目を挙げた黒田は「たくさんヒットを打たれてしまったので疲れました。今日のゲームは見ている人のほうが疲れたんじゃないかと思います」と話していた。

 決勝打を放ったエルドレッドは、代打で逆転2ランを放った前日に続く2試合連続のヒーローインタビュー。「いいスイングじゃなかったが、結果的にショートの頭を越えてくれていいヒットになった」と振り返った。

 この日は来日中の母、シンディ・エルドレッドさんが1日限定でホームランガールを務めた。初回には丸が本塁打を放ち、いきなりの“出番”。チームマスコットであるスラィリー人形を丸に手渡した。

 本塁打を打てなかったエルドレッドは「もう1回チャンスがあったらホームランを打ちたい。母のパワーが丸のほうへいってしまったのかもしれない」と苦笑いしていた。

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