広島・薮田、甲子園初登板が警告試合に

 「阪神-広島」(15日・甲子園)

 広島のドラフト2位・薮田(亜大)が先発し、4回2安打無失点で降板した。1勝1敗で迎えた3度目の先発。2勝目は逃した。

 右腕はこの日最速152キロの直球で攻めた。三回2死満塁でゴメスを直球で見逃し三振。四回2死満塁では鳥谷を直球で左飛に打ち取った。投球数は86。四回まで1-0とリードしていたが、五回1死走者なしの打席で、代打堂林を送られ、勝利投手の権利を逃した。

 四死球が目立ち、大荒れだった。4回までの4四球2死球。四回1死二塁で坂の右肩への死球を与えた際は、両軍首脳陣が本塁上に向かい、一時不穏な空気に。その後、警告試合が宣告された。直球の力強さと制球のなさ。薮田にとって、長所と短所が混在する、聖地での人生初マウンドだった。

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