広島が戸田隆矢投手（２１）をセットアッパーとして起用する方針であることが１日、分かった。マツダスタジアムでの投手指名練習後、畝龍実投手コーチ（５０）が「後半のいいところで使う」と話した。

　チームは中継ぎ陣の整備が急務。特に八回を任せる投手は、これまで一岡、永川、ザガースキーが定着できず懸案事項だった。戸田は５月８日の阪神戦（甲子園）で先発し初勝利。その後はブルペンで待機し、５月２７日のロッテ戦（尾道）からは中継ぎで４連投し無失点。３０日のオリックス戦（京セラ）では１点差の七回２死満塁で登板し、糸井を空振り三振に斬った。

　「勢いがある」と畝投手コーチ。守護神・中崎とともに勝利の方程式の一翼を担う。