黒田“1泣”に怒「展開上、痛い失点」

 「広島2-3中日」(18日、マツダ)

 外したグラブを右手に持ち、投げるような動きを見せた。失投ではない。だが流れを左右した1球に、広島の黒田は怒りを隠さなかった。勝敗はつかず、7回7安打2失点。前回対戦で黒星を喫した中日相手にリベンジを誓った一戦は、悔いの残る内容だった。

 「あそこはゲーム展開上、痛い失点になりましたね」。怒りを押し殺しながら、振り返ったのは七回のマウンドだ。同点に追いついた直後、いきなり無死二、三塁のピンチを背負った。ここで高橋周を見逃し三振、代打・小笠原を二ゴロに抑えたが、続く代打・藤井に中前打を喫した。

 2ボール1ストライクからの4球目、勝負にいった147キロツーシームが甘く入った。「打たれた球は中に、中に入ってしまった」。中堅・丸の好返球で二塁走者は本塁でアウトになったが、同点に追いついた直後の失点に「2アウトまでいったので、もうひと踏ん張りしておかないと」と反省の言葉が並んだ。

 マツダでの登板は7回無失点で初勝利を挙げた3月29日以来、2度目。本拠地では初失点となったが、ここまで登板4試合連続で、クオリティースタート(6回以上を自責3以内)。4戦27イニングで7失点と安定した投球を続ける。「毎試合、勝っていかないといけない。どんな相手でもベストを尽くすだけ」と黒田。チームを勝利に導くべく、その目は次戦を見据えていた。

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