ドラ1野間“オレ流”でフォーム固め

 広島のドラフト1位・野間峻祥外野手(21)=中部学院大=が11日、広島県廿日市市の大野練習場で打撃練習を開始した。全体練習後のティー打撃で145スイング。大学時代からキャンプ前のティー打撃を重要視しており、プロでもその流儀を貫き、フォームを固めていく。

 久しぶりに手に残る感触が心地良かった。野間が笑顔を浮かべ、打球を防球ネットに突き刺す。プロ入り後初となる打撃練習だ。

 「やっぱり打っていた方が落ち着きます。フォーム?打ち始めなのでまだまだです」

 新人合同自主トレ2日目。この日も初日と同様に筋力トレーニングなどが中心で、打撃練習はメニューになかった。7日に大学のグラウンドで打って以来、打撃練習はしていない。だからこそ「打とうと決めていた」。全体練習終了後にマスコットバットを握り、ティー打撃で145スイングした。

 春季キャンプまでの3週間は“オレ流”調整でフォームを固めていく。「大学時代、この時期はティー打撃のみだった」。マシン打撃は行わず、ロングティーを含め、1日2000スイングをノルマとしてフォーム固めを最優先してきた。

 15日の合同自主トレからマシン打撃がメニューに加わる。だが「キャンプが一番大事。それに向けてしっかりと準備する」。他の選手の仕上がりは気にせず、ティー打撃に力を注ぐ構えだ。

 入寮した9日の夜、大瀬良と初対面。昨季の新人王からも「自分のペースでやったらいい」と金言を授かった。「しっかりした形で振ることだけを考える」。大学時代に培ったスタイルを貫く。焦らず、一歩ずつ着実に、勝負のときに備える。

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