ドラ3塹江 サボテンに込めた意気込み

 広島のドラフト3位・塹江敦哉投手(17)=高松北=が9日、鉢植えのサボテンを持参して大野寮に入寮した。

 窓際に置かれた観葉植物。この日の移動中、約1000円で購入した。「部屋に緑が欲しかった。なかなかいいのが見つからなかったんですが今日、これだ、という直感がありました。サボってんじゃないよ、という意味もあります。やる気満々です」と笑顔で説明。ダジャレを交えて意気込んでみせた。

 親元を離れるのは人生で初めて。不安も抱えていたが、寮に隣接する室内練習場やウエートルームを見て、気持ちの高まりがそれを上回った。「ずっと不安だった。でも、寮の設備を見て、これでできなければ自分が悪いと思う。野球をやりに来たので、あとはしっかりやるだけです」と目を輝かせた。

 今年は4日から母校で始動。「自分の弱点」という下半身や体幹のトレーニングを重点的に行ってきた。昨年のドラフト前に指名を祈願した地元の滝宮天満宮をあらためて参拝。プロでの成功へ、誓いを新たにした。

 趣味は釣りで「メンタルが不安になった時のために」と、釣りざおも持参したが「しばらく封印です」と言い切った。この日の高揚感を忘れない。サボることなく前に進み続ける。

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