大瀬良6・7“地元球団”とプロ初対決
広島ドラフト1位・大瀬良大地投手(22)=九州共立大=が5日、ソフトバンク戦での必勝を誓った。自身は7日に先発予定。出身地のチームを相手に全力でぶつかる。6日はドラフト2位・九里亜蓮投手(22)=亜大=が先発。ルーキーコンビで交流戦最下位のチームを浮上させる。
気持ちがたかぶる。2つの初経験を前に、大瀬良が調整に熱を込めた。4日夜に北海道から広島に戻り、この日は廿日市市の大野練習場でブルペン入り。約50球を投げ「状態はいい。変化球がひっかかることがあるけれど、抜けるよりはずっといい」とうなずいた。
6日に九里、7日に大瀬良。ルーキー2人が続けて先発するのは初めてだ。「亜蓮はすごく気合が入っていた。昨日(4日)、2人で勝ってチームに勢いをつけようと言われました。自分もそうなればと思う」と、力を込めた。
ソフトバンク戦は初先発だ。長崎出身で、九州共立大時代は練習後、北九州市の寮でテレビ中継を見ていた。「毎日打っているイメージで、すごいなと思った。誰が出てきてもすごい打線」と警戒。それでも「相手に合わせるより、目いっぱい自分の投球がしたい」と強気を貫く構えだ。
意識する相手は同級生の今宮。長崎日大高3年の春、明豊(大分)との練習試合で対戦。「ボコボコに打たれた。えげつなかった」と苦笑した。大学時代もソフトバンク2軍との練習試合で対戦しており「1軍でやれるのは、やっぱり楽しみ」と腕まくりした。
交流戦の開幕2連戦で連敗した相手がソフトバンク。大瀬良が九里とともに、巻き返しの号砲を鳴らす。