「オープン戦、ロッテ１２-３広島」（１６日、ＱＶＣ）

　広島・丸が二塁打２本を含む３安打を放ち、復調の兆しを見せた。四回は変化球を捉え中堅フェンス直撃の二塁打。六回は左前打、八回も直球を右中間フェンスにまで届かせ、二塁打とした。

　四回まで練習試合も含めて、１１打席安打がなかった。「タイミングが合わず、それを意識しすぎて打つポイントもずれていた。今日はコースごとに、それぞれのポイントでしっかり打てた」。試合前までの打率・２００。不調が続いていたが考え方をシンプルにして、結果につなげた。

　四回は、三盗を仕掛け、暴投も重なって一気に生還。打撃だけでなく、走力でも持ち味を発揮した。「いい時、悪い時がある。調子の波を小さくしていきたい」と丸。開幕へ上昇機運に乗りたい。