申ジエが涙の国内30勝目 永久シード獲得「優勝して泣いたことないけど、これは嬉しいです」桑木との“死闘”プレーオフ制しメジャー4冠達成
「女子ゴルフ・日本女子オープン選手権・最終日」(4日、宝塚GC旧C=パー70)
雨中の激闘は、プレーオフにまでもつれ込み、申ジエが3ホール目で栄冠を掌中に収めた。国内30勝目で永久シードを獲得。さらに公式戦は昨年のワールド・サロンパス・カップ以来通算6勝、そして前人未踏の4冠を成し遂げた。
前日までと打って変わって、朝から雨が降りしきる中で迎えた最終日。通算9アンダーの首位・桑木志帆(23)=大和ハウス工業=と、同7アンダーで追いかける申ジエ(38)=韓国=の一騎打ちは、最終局面まで予断を許さないものとなった。
前半は桑木が2バーディー。申ジエは2バーディー、1ボギー。その後、3打差でホールを消化していったが13番の申ジエ、ピンの右上、10メートルを超えるバーディーパットをねじ込んでガッツポーズ。これには桑木も笑うしかない。
申ジエは14番パー5でもバーディーを奪い、ついに一打差にまで迫った。
16番パー3ではグリーンを捉えた桑木に対し、申ジエは右のバンカー。これを寄せきれず、5メートル程度のパーパットを残したが、見事にねじ込んで、ガッツポーズだ。
そして17番パー5。同じような場所からの3打目を5メートルにつけた桑木に対し、申ジエは右1メートルでバーディー。ついに追いついた。
勝負の18番。申ジエはラフからの2打目が上のカラー。ここからパターで寄せたが、ピン下1・5メートル。一方の桑木は左上10メートルからしっかりとパットを決めて、申ジエのパーパットを待った。申ジエも譲らず、ナイスパーセーブ。
ともに通算11アンダーでホールアウト、勝負は同大会では2015年以来、9度目となるプレーオフに持ち込まれた。
1ホール目はいずれもティーショットをフェアウエー、2打目をピン上8メートルに置き、2パット(申ジエはカラーから)のパー。
2ホール目。先に打った申ジエのティーショットは右のラフ。2打目を左のバンカーに入れるピンチ。一方の桑木はフェアウエー左を捉え、2打目はセーフティーにピン左上、6メートルにつけ2パットでパーセーブ。
申ジエはバンカーショットをピン左1・5メートルまで寄せて、ここでも執念でねじ込んで、桑木に追いすがる。
3ホール目はティー位置を5ヤード前に出し、カップ位置を手前から15ヤード、センターに切り直したセッティングに。
ここで桑木はピン左、申ジエはピン右。4メートルくらいに2オンさせた。桑木のバーディーパットはわずかに届かず。一方の申ジエは、カップど真ん中から放り込んで、死闘に決着をつけた。
勝った瞬間、両手を天に突き上げる、珍しく派手なガッツポーズ。優勝インタビューでは「優勝して泣いたことないけど、これは嬉しいですね」と涙。「たくさんの応援、ありがとうございます」とギャラリーに感謝を伝えていた。
