河内→上野→菊地原→ミコ0封リレー

 「中日2-3広島」(3日、ナゴド)

 鯉救援陣が意地の継投でチームを勝利に導いた。先発の中崎が五回途中で降板する緊急事態。だが、ここから必死のリレーで失点を防ぎ、奇跡の逆転劇を呼び込んだ。

 それぞれが自分の役目を果たした。五回2死一、二塁で中崎の後を継いだ河内は、左の森野を空振り三振。六回の先頭クラークも右飛に抑えると、右のルナの打席で上野にスイッチ。「(六回は)力んで逆球になったけど。準備はできていた」。和田に二塁打を浴びたが無失点に抑えると、七回は完璧に抑えた。

 そして“魔の八回”のマウンドには、ベテランの菊地原が上がった。荒木に3ボール1ストライクにした時、頭によぎったのは「これで四球だと、また2軍か」。だが踏ん張り、荒木を二ゴロに仕留めると、クラークは一ゴロで三者凡退。「僕の立場は“一戦必勝”。必死なんです」と胸をなで下ろした。

 今村が2軍に降格して以降、リリーフ陣のふがいなさが目立っていた。6月28日の阪神戦(甲子園)では八回に3点のリードを逆転される失態。延長十二回の末に勝った前日も、リリーフ陣が役割を全うすれば、普通に勝てる試合だった。

 この試合は、まさに面目躍如の投球だった。「いつもは悪さをする投手陣が、今日は暴れずに頑張った。河内、菊地原の左2人と上野はいい投球をしてくれた」と褒めちぎった野村監督。これからもブルペンにいる全員の力でチームを支える。

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