6番降格の栗原が意地の適時二塁打

 「ヤクルト3‐1広島」(23日、神宮)

 6番先発の広島・栗原が意地の一打を放った。0‐1の八回1死三塁、カウント3ボール1ストライクから、古野の139キロのシュートを狙い打った。打球は左翼線への痛烈な二塁打。16日のDeNA戦(マツダ)以来の適時打で試合を一時は振り出しに戻した。

 「あそこは狙っていた。甘く来たのをうまく、ああいうところに打てた」と今季初の長打を納得顔で振り返った。六回は先頭で打席に立ち、追い込まれながら左前に会心の当たり。今季3度目のマルチ安打で打率・250まで上げた。

 「結果が出ないより、出るにこしたことはない」と手応えはある。それでも、まだ理想には遠く「まだ甘い球を見逃しているし、打ち損じもある。これから精度を上げていかないと」と厳しい表情で話した。

 エルドレッドが右手首に死球を受け骨折し、離脱。21日の巨人戦(マツダ)では約1年ぶりに4番復帰を果たし1安打したが、この日は6番。チームの危機の中、不動の4番として君臨できないもどかしさはある。

 「打順は関係ない。やることは変わらない。あしたもしっかりと打てるようにやりたい」と、栗原は前だけを向く。

 栗原の一打は届かず、チームは重い敗戦。だが頼れる主砲の状態は一歩一歩、確実に上がっている。

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