大竹あぁ報われぬ雨中の7回1失点

 「広島3-5ヤクルト」(2日、マツダ)

 広島・大竹は最後までチームの勝利を信じて、ベンチの前列で声を張り上げた。だが好投は報われず、昨季に続く本拠地開幕勝利はならなかった。

 初回にミレッジに先制打を浴びたが、それで崩れないのが右腕の真骨頂。尻上がりに調子を上げると、三回にはこの日最速145キロ直球で上田を見逃し三振に斬る圧巻の投球で三者凡退。その後も3四球を与えるなどピンチは背負ったが、ゼロを並べ続けた。

 「村中も良かったし、先に点を与えたのは反省」と悔いは残る。それでも雨が降る中、7回6安打1失点は先発として文句のない内容だった。

 「(天候の)コンディションを気にしても仕方がない。気持ちは入っていた。しっかり調整できていた。点は取られたけど、その後、点を与えなかったのは良かった」と、納得顔で124球の粘投を振り返った。野村監督も「大竹がよく頑張ってくれた」と、ねぎらった。

 昨季は本拠地開幕戦で登板し、7回無失点のG斬り。自身とチームの初勝利を飾った。今季は打線の援護なく黒星。ただ自身のことより「連敗していれば止めたいし、勝ちたい思いはある」と、チームの連敗を止められなかったことに唇をかんだ。「きょうできることはできた。四球とか反省するところは反省してやっていきたい」。我慢の右腕に次こそ打線が応える番だ。

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