エルド看板直撃V弾!開幕4番任せた

 「オープン戦、広島3-0ヤクルト」(7日、マツダ)

 「開幕4番」に大きく前進だ。広島・エルドレッドが決勝ソロを放つなど、3打数3安打1打点。オープン戦初戦から4番に座るE砲がきっちりと仕事を果たし、チームに快勝劇を呼び込んだ。

 二回無死だ。赤川のシュートを見事にはじき返した。低く鋭い打球はグングンと加速。瞬く間に左中間の2階席下にある看板を直撃した。オープン戦2号。さらにチームの本拠地1号に「腕をたたんだいいスイングだった」と笑みを浮かべた。

 コンパクトに振ることだけを心掛けている。長打を期待されるが故に、大振りしてもおかしくはない。だが身長196センチ、体重122キロの助っ人は「むちゃ振りはしない。自分のサイズ(体格)ならボールは飛ぶ。いいコンタクトをすることだけ」とキッパリ。自身の特徴は理解している。だから頼もしい。

 昨季は途中加入し、65試合で11本塁打を放った。「投手の傾向もわかっている」。手探りだった昨季とは異なり、確かな経験が打席に生きている。四回には三塁強襲内野安打で出塁。七回は左前打で猛打賞の活躍だ。これでオープン戦打率も・438に上昇。野村監督は「良いものを見せてもらった」と称えた。

 栗原と開幕4番を争う。現在の好調を維持できれば、その座は間違いない。「期待されるのはうれしいね」と白い歯を見せたE砲。開幕4番をグッと引き寄せた助っ人の言葉は、端々に自信が満ちあふれていた。

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