菊池、快打締め!開幕ショート最有力

 「広島紅白戦、白組2-2紅組」(21日、天福)

 広島の1軍は21日、宮崎県日南市でのキャンプを打ち上げた。野村謙二郎監督(46)は最も成長した選手に、打撃面で進境著しい菊池涼介内野手(22)を挙げた。梵英心内野手(32)らとのショート定位置争いで、最有力候補に躍り出た形だ。31人は練習後、23日からのオープン戦や練習試合に備え、沖縄へ移動した。

 力強い打球があっという間に三遊間を突破した。日南での1軍キャンプ最終日に行われた紅白戦。この3週間で大きく成長している菊池が、快打で締めた。「良い形で終われた。結果が出て良かった」。背番号33はそう言って、胸をなで下ろした。

 第3打席で快音を響かせた。六回2死だ。福井の内角高め直球をコンパクトなスイングで振り抜くと、打球は勢いよく左前へ転がった。10日の紅白戦初戦こそ無安打も、その後は侍ジャパンとの練習試合を含めて実戦3試合すべてで安打を記録した。計13打数5安打。間違いなく力を付けた。

 第1クール、新井打撃コーチの助言が打撃開眼につながった。同コーチは「タイミングの取り方を少し言った。左足を上げて、下ろすと同時に出していたバットを、『左足が地面に付いてから出すように』とね。少しの違いだが、より球筋がよく見える」と説明した。菊池も高い適応力をみせた。即座に習得し「球がしっかりと見えるようになった」と打席での変化を感じ取った。

 キャンプを通じて野村監督の評価は急上昇した。21日間を総括した際、真っ先に菊池の名前を挙げた。「強烈なアピールをしてくれた。シート(打撃)も含め実戦で安打が出ている。順調に伸びている。今後の実戦の中で手応えをつかんでくれればいい」。梵、安部らと争うショートの定位置。指揮官は明言こそしなかったが、言葉の端々から菊池が最有力であることは明らかだった。

 それでも若武者は、「(レギュラーに)近づいたとは思わない」と表情を引き締めた。左前打後、一塁でけん制死した際に右手をねんざした。病院には行かずアイシングで様子をみた。23日のオープン戦巨人戦(那覇)の出場は状態をみて判断するが、ここで歩みを止めるわけにはいかない。

 沖縄への移動前、菊池はシンプルな言葉で決意を語った。「結果を出し続ける」。3月29日の巨人との開幕戦(東京ドーム)でスタメンオーダーに名を連ねるため、まだまだ突っ走る。

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