【解説】「DeNAはほぼ完璧な試合運び」打ち砕いたソフトバンクの底力 代走まで隙なし「選手層の厚みが違う」
「SMBC日本シリーズ2026・第3戦、ソフトバンク2-1DeNA」(27日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクがサヨナラ勝ち。3勝0敗とし、2年連続の日本一に王手をかけた。
1点を追う九回2死二塁、牧原大が執念の右前適時打。代走・イヒネが二塁から間一髪で生還し、3戦連続の延長に持ち込んだ。十回は正木がサヨナラ弾を放ち、試合を決めた。
デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「一言で言えばしぶとく、強いよな。牧原大のタイムリーもインローの難しい球。DeNAからすれば投げミスではない。代走のイヒネのスピードも見事だったけど、そういう選手が残っているということ。最後は正木のひと振りだったけど、選手層の厚みが違う」と振り返った。
九回2死まで、DeNAペースだった。先発・東は六回まで5度、先頭打者の出塁を許したが、粘り強さを発揮。周東、近藤、山川、柳田から4併殺を奪い、得点を与えなかった。1点リードの七回も1死二塁のピンチを背負ったが、代打・山本の投直で飛び出した二走も刺し、5併殺目を奪った。
徹底した守備シフトが的中。栗原、柳田、栗原が打席に立つと、遊撃手が二塁ベース後方に守り、ことごとく打球をさばいた。関本氏は「DeNAはほぼ完璧な試合運びだったけどな。シーズンの打球方向も整理して、大胆に守備シフトを敷いたのが見事にはまった。相川監督も腹をくくってデータ、選手を信じた采配だった」と感嘆した。
東は7回を投げ、6安打無失点の好投。89球で交代となり、八回は吉野と岩田、九回はレイノルズとつないだが、逃げ切ることができなかった。十回はルイーズが痛恨の一発を浴びた。
関本氏は「東はコースの投げミスがほとんどなかった。ツーシームで芯を外した打球が、面白いように野手のいるところに飛んだよな」。7回で東を代えたことには、「89球でまだいけそうな感じもあったが、1点差で毎回走者を出していた。ソフトバンク打戦は見逃してくれない。球数以上の消耗も考えて継投したんだろう」と、DeNAベンチの思惑に触れた。
