DeNA ハマった相川采配 不振・エンカーナシオン外して村上キラー・宮崎代役4番でV撃「いい場面で打てて良かった」

 1回、先制打を放つ宮崎(撮影・山口登)
 1回、先制に沸く相川監督(中央)らDeNAベンチ(撮影・飯室逸平)
 6回、ソロを放った佐野(左)は牧(右)とデスターシャを決める(撮影・田中太一)
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 「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、阪神0-2DeNA」(14日、甲子園球場)

 失うものはない。DeNAは3位からの下克上を狙うべく乗り込んだ聖地で、相川ベイスターズがセ覇者の阪神をねじ伏せた。虎のエース・村上の立ち上がりを打ち砕き、狙い通りに先制点を奪取。当たり前のように仕事を果たしたのはチーム最年長の宮崎だった。

 初回1死一、二塁。低めのスライダーを持ち前のバットコントロールでしぶとく左前へ運んだ。「先に点を取りたいと思っていたので、いい場面で打てて良かった」。不動の4番を務めてきたエンカーナシオンが、CSファーストSで計7打数無安打と状態が上がらなかったこともあり、この日はベンチスタート。助っ人に代わって4番を張った宮崎が、泥くさく期待に応えた。

 これでレギュラーシーズン含めた村上との対戦成績は16打数6安打、打率・375。甲子園での阪神戦は29打数12安打、打率・413と大きく跳ね上がり“虎キラー”ぶりを発揮している。

 12月に38歳を迎える大ベテランは巨人・坂本や田中将らと同じ「88年世代」だ。シーズン中は一番乗りで球場入りし、ルーティンのトレーニングで身体を入念に起こす。周到な準備力に裏打ちされた熟練の技に、弟子入りする若手選手も多い。

 そんな宮崎に触発されたかのように六回2死、佐野が右中間席へダメ押しソロ。二回以降は村上を捉えきれずにいたが、一発で膠着(こうちゃく)した試合を動かした。

 対戦成績はアドバンテージを含む1勝1敗のタイとなった。相川監督は「初戦を取れたということはチームとして大きい」と努めて冷静に話したが、不気味な存在感を放っている。

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