DeNA・度会 CS史上初!日またぎ連発 初回に先頭打者弾「体が反応してくれた」3年連続ファイナルS進出
「JERA CSセ・ファーストS・第2戦、巨人1-4DeNA」(11日、東京ドーム)
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)で、セ・リーグはレギュラーシーズン3位のDeNAが度会隆輝外野手(24)の初回先制本塁打などで2位巨人を4-1で下し、2連勝で3年連続のファイナルステージ進出を決めた。パは3位日本ハムが2位西武に1-0で雪辱し、1勝1敗とした。ファイナルステージはセ、パともに14日に開幕。セはリーグ覇者の阪神が1勝、パは2、3位に10ゲーム差以上をつけて制したソフトバンクが2勝のアドバンテージを持つ。セは6試合制、パは7試合制で日本シリーズ出場権を懸けて戦う。
プレーボール直後の3球目だった。度会が迷いなくフルスイングすると、打球は右中間スタンド最前列に突き刺さった。第1戦で同点の九回に劇的V弾を放った男が、その余韻を残す第1打席で先頭打者アーチ。日をまたいだ2打席連発はCS史上初の快挙だ。お祭り男が勝利を切り開き、3年連続ファイナルS進出を決めた。
「1番バッターの最初の打撃ってチームにすごい影響を及ぼすので。強いスイング、ハードコンタクトできる球を待って、身体が反応してくれた」。会心の手応えに、思わず声も弾む。リードオフマンとして最高の結果が、チームにこれ以上ない士気をもたらした。
トレードマークの笑顔の下で、今季は苦渋も味わった。開幕前には相川監督から練習の取り組みへの再考を促され、2軍に合流。7月はスタメン出場が3試合にとどまった。そんな時、師匠の鈴木打撃戦術・育成コーチからは「外されているってことは、他の選手が評価されているわけだから。牧みたいに、どの投手でも外されない選手にならなきゃダメ」とハッパを掛けられた。地道に技術を磨き続け、8月から1番に定着。2番・牧とのコンビで打線をけん引し、この日、2戦連続アベックアーチで巨人をたたきのめした。
下剋上Vへの第一関門を突破。次は覇者・阪神が待ち受けるが「先頭バッターが勢いづけられるように頑張りたい」と度会。相川監督がCS開幕前に語気を強めた「『勢い』だけじゃない。この3カ月、しっかり戦ってきたという自信はある」という言葉は、チームの信念でもある。甲子園で、それを証明する。
