日本ハム逆襲へ収穫「2番」柴田マルチ 24年は初戦黒星から突破 新庄監督「戦い方はみんな知ってる」
「CSパ・ファーストS・第1戦、西武3-2日本ハム」(10日、ベルーナドーム)
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は10日、セ、パ両リーグのファーストステージ(3試合制)が開幕。パは2位西武が延長十回にカナリオ外野手(26)のサヨナラ本塁打で3位日本ハムに3-2で勝利した。11日の第2戦で西武は勝つか引き分ければファイナルステージ進出が決まる。
痛恨のサヨナラ負けで、崖っぷちに追い込まれた。敵地で延長戦の激闘も報われず。日本ハム・新庄剛志監督(54)は「球数は投げさせましたけどね。平良くんをよく見極めて、塁に出て。いい試合でしたね」と、苦笑いの中に悔しさを押し隠した。
相手先発の平良を五回で降板に追い込んだ。毎回の6安打を浴びせて3四球も選び、105球を投げさせた。「作戦通り」と指揮官。1点を追う四回には奈良間が高め直球を左翼席に運ぶ2ランを放ち、一度は逆転した。ただ、二回無死三塁、五回2死満塁では1本が出ず。六回以降は、相手の救援陣に封じられた。
逆襲の材料はある。「2番・一塁」でCS初出場の柴田が、平良から2本の中前打。いきなり結果を出し「そこは本当に大きい。いい緊張感に変えて(打席に)立つことはできました」と収穫を得た。チームとしても3盗塁に2犠打と、攻めの形は作った。奈良間も「のまれている感じはなかった。切り替えてやっていければ」と冷静だ。
3年連続のファイナルS進出へ、もう2連勝するしかなくなった。それでも、24年のファーストSでは初戦黒星からロッテを逆転した経験がある。新庄監督は「佐々木朗希くんの時も負けましたもんね」と振り返り「戦い方はみんな知ってると思うから。明日も、明日は(勝敗は)逆ですけど、面白いゲームを見せたい」と前を向いた。悲観することなく、とにかく勝つことだけに集中する。
◆初戦勝利チームのファイナルS進出確率 ファーストS初戦勝利球団のファイナルS進出はこれまで全39回のうち、84・6%の33チーム。内訳は、セ・リーグが全18回のうちで88・8%の16チーム、パ・リーグが2004~06年までのプレーオフを含め全21回のうちで80・9%の17チームとなっている。なお、新型コロナの影響でセ・リーグは中止、パ・リーグはファイナルSのみ開催された2020年を除く。
◆過去3度の対戦は… 今年のCSファーストSはセ・パ両リーグ共に“因縁”の顔合わせ。まずDeNAと巨人がCSで対戦するのは今回が4度目で、過去3度はいずれもDeNAが巨人を下してステージ突破。さらに西武と日本ハムのCS(PO含む)対戦も4度目で過去3度は西武がステージ突破を果たしている。
