横浜・織田 雨中のホロ苦日の丸デビュー 大学JAPAN相手に2回6失点「足りない部分分かった」
「U-18アジア選手権壮行試合、大学日本代表7-1高校日本代表」(29日、神宮球場)
9月7日に台湾で開幕する野球のU-18(18歳以下)アジア選手権に出場する高校日本代表が29日、神宮球場で大学日本代表と壮行試合に臨み、1-7で敗れた。降雨の悪条件で先発を務めた、今秋ドラフト上位候補で最速157キロ右腕の横浜・織田翔希投手(3年)は156キロを記録したものの、2回9安打6失点で降板。視察したNPB全12球団、メジャー6球団の前で好投できなかったが、「いい経験ができた」と課題と収穫を得た。
試合前から降りしきる雨が頰を伝った。織田はそれを何度も拭いながら、大学球界屈指の強打者軍団に腕を振った。結果には結びつかなかったが「足りない部分が分かった。すごくいい経験ができた」と充実感たっぷりに話した。
初回は明大の榊原七斗外野手(4年・報徳学園)に対し、この日最速の156キロを記録するなど1失点でしのいだが、二回につかまった。立大の小林隼翔内野手(4年・広陵)に左翼席へ2ランを浴びるなど、打者一巡で一挙5失点。苦笑いを浮かべ、2回9安打6失点でマウンドを降りた。
力の差を痛感した。「今まで戦った中で一番強かったし、投げていて難しかった」。ボール球も安打性にする高い打撃力。追い込んでも粘られ、簡単に三振は奪えない。「球速表示では表せないような真っすぐの質が足りない。(ヤマを)張られていたら打たれてしまう」と課題を口にした。
それでも得たものも大きかった。青学大の鈴木泰成投手(4年・東海大菅生)の投球を間近で見て「これが日本代表のエースなんだなと。真っすぐの質も、落ち着いた雰囲気も、吸収して生かせれば」と糧とする。岡田龍生監督(65)に「大学生の投球を見て学べ」と言われた通り、多くを学んだ。「これを生かしてアジア大会に臨みたい」と右腕。本番までに着実に仕上げていく。
