横浜 織田翔希 進路に言及「考えていないです」 3回途中KOには「自分の気持ちの問題」涙を浮かべながらも凜とした姿で聖地を去る

「全国高校野球選手権・準決勝、智弁和歌山7-1横浜」(20日、甲子園球場)

 横浜が逆転負けを喫し、1998年以来28年ぶりの決勝進出を逃した。織田翔希投手(3年)は敗戦後は涙を浮かべながらも泣き崩れる様子はなかった。

 試合後は「疲れとかじゃなくて、多分自分の気持ちの問題だと思います」と振り返った。今後については「それはちょっともう考えてないです」と話すにとどめた。

 準々決勝・花巻東戦に続いて中1日で2試合連続先発。初回に4番・川上慧内野手(2年)の適時打で1点の援護を受けた。

 試合後に三塁アルプスへのあいさつした後は、号泣する主将の小野舜友内野手(3年)の肩を抱き、2年生の脇山魁音捕手をなぐさめて頭をポンポンと叩いてねぎらうシーンがあった。

 「たくさんの支えてくださる方がいて、今の自分があると思ってますし。脇山が夏から出だして、すごく難しいと思ったんですけども、その中で本当に勉強してコミュニケーションを取りながらっていうのがあったので。本当に脇山には感謝したいですし、自分のせいでって思われないでほしいなと思ってます」と後輩の活躍を期待した。

 この試合の織田は立ち上がりから苦しい投球だった。一、二回は得点圏に走者を背負いながら無失点だったが、三回だった。先頭から連打を浴びて無死一、二塁され、4番・山田に三塁線を破る適時二塁打を許した。

 さらに楠本に甲子園初被弾となる右越えの3ランを被弾。4連打で4失点しとなり、「高く上がったので、いったかなと。(球は)低めにいったと思ったけど、ちょっと力んでしまって力任せにいってしまった」と悔やんだ。1死後にも安打を浴びて降板。2回1/3を8安打4失点で、そのまま守備にも就かずに交代となった。

 今大会の織田は準決勝まで4試合に登板し、24回2/3を投げて14安打33奪三振。わずか2失点で防御率0・73だった。2回戦・日南学園は甲子園最速となる156キロを計測するなど印象的な活躍を見せた。しかし、智弁和歌山の強打につかまり、聖地を去ることになった。それでも「本当に幸せだなと思ってましたし、もっと注目された中で投げないといけないっていうのは分かっていたので、別に苦にするところはなかったですね。楽しい部分もありました。あの舞台で投げれてること自体がすごくうれしかったので」と振り返った。

 また、17日に81歳で亡くなった横浜の元監督・渡辺元智さんに対しては「勝って恩返しすることが一番だと思ってたんですけど。本当にたくさんコミュニケーションを取らせていただきましたし、たくさん教えていただいて、本当に自分としてはすごい幸せな時間でしたし、これからまだ野球人生終わるわけではないので、そこでしっかりと成長した姿を見せられるように頑張りたいなと思います」と話した。

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