横浜 松坂氏以来の夏Vへ 織田「全てをさらけ出す」打線封じ秘策アリ 20日準決勝

 20日に智弁和歌山-横浜(神奈川)、天理(奈良)-健大高崎(群馬)の準決勝が行われる。18年ぶりの夏の準決勝に臨む横浜は19日、大阪市内のグラウンドで練習を行った。今秋ドラフト上位候補の最速157キロ右腕・織田翔希投手(3年)は昨春センバツ以来の対戦に自信たっぷり。横浜OB・松坂大輔氏が優勝した1998年以来の決勝進出へ全力投球を誓った。智弁和歌山は織田対策として174キロマシンで打撃練習を敢行。中谷仁監督(47)は「織田君が先発じゃなかったら、引きずり出す」と“怪物”撃ちに闘志を燃やした。

 柔和な笑みの奥に確かな自信をにじませた。約1年半ぶりの“再戦”。織田は「力任せにならず、しっかりと脇山とコミュニケーションを取りながら配球したい」と準決勝へ気持ちを高ぶらせた。

 智弁和歌山とは昨春センバツの決勝で対戦し、11-4で優勝をつかんだ。当時先発した右腕は昨年と今の印象の変化は「特にないです」ときっぱり。「打線がすごく強い」と強打者ぞろいのイメージは変わらないが、余裕の表情だ。その上で、“打線封じ”の秘策は明かさなかったが、「あります」と堂々と宣言した。

 村田浩明監督(40)はキーマンを「ケンカできる選手。暴れるようなアグレッシブに激しくできる選手」と話し、織田は「自分はやってきたものがあるので、全てをさらけ出せるように」と応える意気込みだ。

 先発については、指揮官は「総力戦になる。投げられる投手はいっぱいいるのでね」と明言を避けた。準々決勝で123球を投じた織田は中継ぎの可能性も見込まれる。横浜が優勝した1998年の夏は松坂大輔も準々決勝で17回完投し、準決勝は救援で1イニングに登板。決勝は優勝をノーヒットノーランで飾った。

 織田はこの日、右肩や肘の張りがありノースロー。素足で芝生を1時間ほどウオーキングするなどケアを重視した。「ムラをつくりたくない」といつも通りに調整し、「疲れはあるにしろ、すごくいい1日を過ごせた」と充実感を口にした。

 体は休めても頭は休めない。次戦へのイメージトレーニングで準備万全。「どんな相手が来ても自分のやるべき事を徹底して、チームの勝利に貢献できれば」。“令和の怪物”が28年ぶりの扉をたたく。

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