日本ハム・田宮“魂のバント”でサヨナラお膳立て 1カ月前にバントで左手中指負傷時と同じヘルナンデスから犠打成功「打席で泣きそうになりながら、気持ちだけでいきました」
「日本ハム8-7ソフトバンク」(19日、エスコンフィールド)
日本ハム・田宮が“魂のバント”でサヨナラ勝利をお膳立てした。
同点の十回無死一塁で、バントの構えを見せると、ソフトバンクのヘルナンデスが投じた初球が胸元へ。154キロにのけ反りながらファウルとなった。2球目もファウルで追い込まれたが、3球目の変化球を倒れ込むようにしてバットに当てて投前に転がし、走者を二塁に進めた。続く清宮幸が右前にサヨナラ適時打を放った。
田宮は7月15日のソフトバンク戦(エスコン)で犠打を試みた際、左手中指に速球が直撃して負傷交代。その時の投手がヘルナンデスだった。
同じ相手、同じ球場での再現。「打席でもう泣きそうになりながら、本当に気持ちだけでいきました。打席に入る前は全然行けそうだなと思っていたんですけど、1球来て、もう泣きそうになりました」と負傷の場面がよみがえったという。それでも「もう決めるしかない状況だったので、怖いですけど、本当に気持ちだけでいきました」と、執念で恐怖心に打ち勝った。
新庄監督は「怖かったでしょうねえ」と気遣い、清宮幸も「本当に執念でバントしてくれて」と称賛した犠打。勝利に貢献した田宮は「一つ勝てたので、また明日勝って、まずは(カード)勝ち越しを決めたい」と、連勝を期した。
