横浜・織田翔希が驚異的123球完封劇「チームを勝たせることができてうれしい」自身の甲子園史上最速156キロを計7度マーク、そのうち6度は六回以降、九回にも2度計測 スプリットも145キロ計測
「全国高校野球選手権・準々決勝、横浜6-0花巻東」(18日、甲子園球場)
横浜の最速157キロ右腕・織田翔希投手(3年)が初戦以来の先発マウンドに立ち、123球完封勝利を飾った。九回に2回戦でマークした甲子園史上最速156キロをこの日は計7度記録。そのうち6度は六回以降に計測する驚異の投球となった。
初回は花巻東の先頭の戸倉への初球150キロをいきなりレフト前に運ばれたが続く2番粒来をバント失敗、3番赤間を一ゴロに打ち取ると、4番古城には4球目に155キロを記録。すべて真っすぐで見逃し三振を奪い、無失点で切り抜けた。
二回は六番久保村への初球で156キロを計測。球場もどよめきが起こった。この回も2つの三振を奪い、無失点に抑えた。
三回2死一、二塁から花巻東の4番・古城に左前打を浴びたが、三遊間をゴロで抜けてくる打球に対し、江坂は猛チャージ。前進しながら捕球すると、素早い握り替えから本塁へ送球。矢のようなスローはストライクで捕手のミットに収まり、タッチアウト。好守にも助けられると、六回には再びギアを上げ、3番赤間から156キロで空振り三振を奪った。七回にも156キロをマークし、三者連続三振。八回にも1番戸倉に対して156キロを記録した。九回にも6番久保村、代打大和田に対し、156キロをマークした。九回に投じたスプリットは145キロを計測した。
試合後は「まず勝ちきることができて本当にうれしい。去年は準々決勝でとても悔しい思いをしたので。勝ちたいと思ってマウンドに上がった。チームを勝たせることができてうれしい」と笑顔で振り返った。
横浜の監督として甲子園通算51勝、史上3位となる春夏5度の優勝を遂げた名将・渡辺元智さんに捧げる勝利となった。村田監督が渡辺さんを思い、涙する姿に「本当に勝たせることができてよかったというのが一番です」と噛み締めた。自身も「本当にすごくショックというか、現実が受け止められなかった」と振り返りつつ「勝って本当にその姿を見てもらいたいなっていう思いに変わりました」と覚悟を持って臨んだ一戦だった。
