天理9年ぶり8強 長尾2戦連続完投「不思議に力湧いてきた」初戦131球から中4日、自己最多158球

 「全国高校野球選手権・3回戦、天理6-3高川学園」(15日、甲子園球場)

 天理(奈良)はエースの熱投が2017年以来9年ぶりの8強入りを導いた。長尾亮大投手(3年)が10奪三振3失点で2試合連続の完投。131球を投げた初戦から中4日で、自己最多の158球を投げ抜いたが「甲子園という舞台なので、不思議に力が湧いてきて。疲れはあまり感じていない」と、けろりと笑った。

 五回まで3点のリードを許したが、クーリングタイム中に藤原忠理監督(60)は「絶対にビッグイニングが来る」と選手を鼓舞した。六回先頭の永井仁之丞(じんのすけ)外野手(2年)から中軸の3連打で1点を返すと、この回一挙4得点で逆転に成功。仲間の奮闘に長尾もギアを上げ、以降は追加点を許さなかった。2試合連続の完投に加え、2試合連続の2桁奪三振もマーク。「甲子園で最後まで投げ切れたのは自信につながった」と胸を張った。

 チームは一番乗りで8強入りを決めた。長尾は「この2勝で満足せずに、最終的には日本一という目標を目指してやっていきたい」と冷静に高みを見据えた。

 ◆長尾 亮大(ながお・りょうた)2008年8月28日生まれ、17歳。大阪府羽曳野市出身。181センチ、83キロ。右投げ右打ち、投手。最速146キロ。小学1年から島泉ファイブボーイズで野球を始め、投手と三塁手。峰塚中時代は羽曳野ボーイズで捕手としてプレー。天理では1年冬に投手再転向し、2年春のセンバツから背番号15でベンチ入り。2年秋から背番号1。50メートル走6秒3、遠投100メートル。

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