埼玉大会 花咲徳栄2年ぶり9度目V 春は8-0から逆転負け 涙のエース黒川「悔し負け方をした甲子園に戻れる」リベンジの夏へ「優勝目指す」
「高校野球埼玉大会・決勝、花咲徳栄7-3浦和学院」(26日、県営大宮公園野球場)
センバツ8強の花咲徳栄が接戦を制し、2年ぶり9回目の夏の甲子園出場を決めた。秋は勝利、春は敗れた宿敵浦和学院を最後は力でねじ伏せた。プロ注目の先発・黒川凌大投手(3年)は123球完投勝利を飾った。
岩井隆監督(56)はナインの手で5度、宙を舞った。「後半勝負と選手にも言ってたんで、接戦になってからの勝負だと。プラン通りでした。黒川ももう限界来てますけども、最後まで、エースなんで絶対代えないと約束しましたんで。よく投げきってくれました」と試合を振り返った。
七回まで1-1の接戦。八回から試合は動いた。1死一、三塁から5番・奥野敬太内野手(3年)の右中間勝ち越し2点二塁打。2死後、主将の本田新志内野手(3年)も中前適時打を放ち3点を挙げる。その裏に2点をかえされたが、九回に笹崎昌久外野手(3年)の2点三塁打、4番・佐伯真聡捕手(3年)の適時打で3点を奪い突き放した。
佐伯は準決勝までの不振から、この日は3安打2打点。「考えすぎとかか、固くなることが原因で打てなかったので、岩井先生の方から『もっとリラックスして、自分を信じて打て』っていう風に言ってもらって、それがいい結果に繋がった」という。4番はきっかけを掴んで、甲子園に臨む。
黒川は勝利を飾って涙を見せた。センバツ準々決勝では智弁学園に8-0から悪夢の逆転負け。五回のピンチに登板し、逆転二塁打を浴びていた。「悔しい負け方した甲子園に戻れる。優勝目指して頑張りたい」と誓う。
屈辱の春から夏へ。「メンタル面が一番強くなったと思います。投手陣が練習から意識高くやって、試合の中でも怒られながら、投げ抜いてやってきたのが、この最後の夏に出た」。成長した姿で、聖地を踏みしめる。
