横浜・織田 自己最速157キロ!因縁の相手・慶応を7回途中0封 日米16球団集結「高校生のレベルではない」
「高校野球神奈川大会・準決勝、横浜4-0慶応」(24日、横浜スタジアム)
神奈川大会は準決勝が行われ、横浜は今秋ドラフト上位候補のエース・織田翔希投手(3年)が先発。アクシデントに見舞われながらも、自己最速を更新する157キロを記録するなど6回0/3を無安打無失点と圧倒した。慶応に敗れた2023年の決勝以来の“リベンジマッチ”。これで県内公式戦は38連勝とし、県大会6季連続優勝と4季連続の甲子園出場に王手をかけた。
不測の事態も、隙のない投球で慶応打線をねじ伏せた。織田は日米計16球団のスカウトを前に、初回に自己最速を更新する156キロを記録して三者凡退。二回はさらに上回る157キロで球場内をどよめかせ「びっくりしたところもあるけど、それよりも脇山(捕手)とコミュニケーションを取りながら組み立てることができた方がうれしい」と平常心で語った。
快投する中、アクシデントは五回に起こった。投球練習の際に右足に「違和感があった」とベンチへ引き揚げ治療を行った。再びマウンドに戻ると四球を出しながらも常時150キロ以上の直球で難なく抑え込んだ。六回は3者連続三振に抑えたが、再び右足を気にするそぶりを見せた七回に3球ほど投じて降板した。
「慶応さんは特別な思いがあったので。自分としては9回投げたかった思いが強くある」。2023年夏の神奈川大会決勝で逆転負けした因縁の対決。ただ、その試合が村田浩明監督(40)との出会いを作った運命の一戦でもあった。
「あそこで負けていなければ織田と出会えていなかった」と村田監督。3年前の敗戦を機に指揮官は九州へ足を運んだ。そこで北九州市の足立中軟式野球部に所属する右腕と出会う。「おまえで行くぞ。運命的なものだから」。縁をつないだ慶応戦の先発を託した。
この日、スカウトは各球団複数人で視察。ロッテの高橋チーム管理・育成部長は「高校生のレベルではない」と話し、阪神・吉野スカウトは「これからも大きく伸びる投手」と高く評価した。
26日決勝の相手は桐光学園。エースは「コンディショニングを整えて万全な状態で臨みたい」と闘志を燃やした。
◆織田 翔希(おだ・しょうき)2008年6月3日生まれ、17歳。福岡県北九州市出身。185センチ、80キロ。右投げ右打ち。足立小1年から足立クラブで野球を始め、足立中では軟式野球部に所属。横浜では1年春からベンチ入り。球種はカーブ、チェンジアップ。50メートル走6秒4、遠投100メートル。憧れの投手は松坂大輔。
