巨人・ドラ5小浜 プロ1号が決勝2ラン「何とか決めたいと思って」首位攻防戦先勝、首位タイ浮上
「阪神2-4巨人」(24日、甲子園球場)
笑顔の巨人ドラフト5位・小浜佑斗内野手(沖縄電力)が三塁を蹴り、盛り上がるベンチを指さした。「延長に入って厳しい戦いだった。チャンスでしたし、何とか決めたいと思って打席に入りました」。うれしいプロ初本塁打は決勝2ランだ。ルーキーが大仕事をやってのけた。
九回2死から逆転し、なおも追いつかれて迎えた延長十回だ。1死二塁と仲間がつないでくれた舞台に向かった。橋上監督代行に代打の案はない。石井2軍監督とも常に共有してきた「パンチ力」を信じ、送り出した。
小浜も期待に応えるかのように、直球を完璧に捉えきった。打球は伸び、最後まで勢いは落ちない。左翼席まで届いたプロ1号で終盤にもつれた熾烈(しれつ)な首位攻防戦を締めくくった。
沖縄生まれの、沖縄育ちだ。入寮時に初めてコートなど防寒具を購入した。暖房に乾燥も覚え、すぐに加湿器も買った。それから6カ月。夜でも30度を超える甲子園に「大変です」と苦笑いも、充実の汗はキラリと輝いた。「そこまで過信せず、やってきたことをしっかりまた明日からやろうかなと思います」。首位攻防戦の先勝でチームは首位タイに浮上。記憶に残る一発を、今後の通過点にしていくだけだ。
◆小浜 佑斗(こはま・ゆうと)2001年10月5日生まれ、24歳。沖縄県出身。180センチ、86キロ。右投げ右打ち。中部商-沖縄電力を経て25年度ドラフト5位で巨人入り。
