プロ注目、市和歌山・丹羽 完投も及ばず準々決勝敗退 4球団前で最速150キロ、阪神スカウト高評価

 「高校野球和歌山大会準々決勝、智弁和歌山2-0市和歌山」(22日、紀三井寺公園野球場)

 プロ注目の市和歌山・丹羽涼介投手(3年)は9回126球を投げ抜いたが、あと一歩及ばなかった。「この試合に合わせてやってきた」と臨んだ智弁和歌山との大一番。150キロもマークし、七回までは3安打無失点と好投した。

 しかし八回、死球と暴投でピンチとなり、犠飛で先制点を献上。九回は3連打で2点目を失い、勝利を導けなかった。「チームを甲子園に連れて行きたい気持ちが大きかったので悔しい」。ただ、涙はなかった。「全部出し切って悔いはない」とすがすがしく笑った。

 NPB4球団のスカウトが視察。阪神は畑山統括スカウトを含めた3人体制。岡本スカウトは「ストレートも走っていたし、変化球も思うように投げられていた」と評価した。ただ、右腕には美容師になる夢もあり、「まだ悩んでいます」と進路は考え中だ。甲子園の夢は破れたが、「今までで一番濃い3年間でした」と充実感をにじませた。

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