山梨学院が準決勝敗退 二刀流“怪物”菰田涙「エースとしても主将としてもだらしない」延長十回登板、勝ち越し適時打献上
「高校野球山梨大会・準決勝、帝京三5-4山梨学院」(20日、山日YBS球場)
山梨大会では準決勝2試合が行われ、4季連続の甲子園出場を目指した山梨学院が延長十回タイブレークの末、帝京三に競り負けた。山梨学院の二刀流・菰田陽生投手(3年)は「4番・一塁」で出場したが、4打数無安打で延長十回に勝ち越し適時打を許した。19日にはセンバツ王者の大阪桐蔭が4回戦で敗退するなど、今夏は各地で連日波乱が起こっている。
怪物の夏が終わった。山梨学院の二刀流・菰田が準決勝で姿を消した。延長十回タイブレークの末に敗れ、「甲子園に戻りたいという気持ちが大きかった。エースとしても主将としてもだらしない」と涙を浮かべた。
4-4の延長十回、大歓声に迎えられ、今夏2度目のマウンドへ上がった。最速150キロを記録したが、1死から痛恨の勝ち越し適時打を献上。4打数無安打とバットも精彩を欠き、4季連続の甲子園出場を逃した。
今春センバツでは初戦で左翼ポール際へ甲子園初アーチを放ち、超高校級のポテンシャルを見せつけた。一方で、一塁守備で打者走者と接触し、左手首を骨折。投打の柱を欠いたチームは準々決勝で敗れ、今夏はリベンジに燃えていた。
1回戦・韮崎戦でNPB8球団のスカウトが視察に訪れる中、「打った瞬間にいったかなと思った」という特大の一発。2回戦・巨摩戦では二刀流出場を果たした。完全復活の階段を駆け上がっていただけに、準決勝敗退は悔やまれる。
身長195センチ、101キロの体格は魅力たっぷり。投手では最速152キロを誇り、高校通算で39本塁打をマークした。今秋のドラフト会議では1位指名が確実視されている。進路について菰田は「今は考えられない」としたが、吉田洸二監督(57)は「ファンに愛されるプロ野球選手になってほしい」と期待をかけた。
◆菰田 陽生(こもだ・はるき)2008年12月21日生まれ、17歳。千葉県御宿町出身。195センチ、101キロ。右投げ右打ち。小学1年から御宿少年野球クラブで野球を始め、御宿中時代は千葉西リトルシニアでプレー。山梨学院では1年春からベンチ入り。50メートル走6秒4、遠投95メートル。最速152キロ。球種は直球、スライダー、カーブ。好きな野球選手は大谷翔平。
