楽天新監督に吉井理人氏 シーズン中に異例の外部招聘 昨季までロッテの監督 19日古巣戦から指揮

 ロッテ監督時代、佐々木(左)と握手を交わす吉井理人氏=24年
 2月の侍ジャパン宮崎合宿で、ダルビッシュ(左)と言葉を交わす吉井氏
 吉井理人氏
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 楽天の新監督として昨季までロッテの監督を務めた吉井理人氏(61)が就任することが16日、分かった。チームは現在借金16でリーグ戦、交流戦ともに最下位に低迷。10日に三木肇監督(49)の休養を発表し、塩川達也ヘッドコーチ(43)が監督代行に就任している。吉井氏はリーグ戦再開初戦となる19日の古巣のロッテ戦(ゾゾ)から指揮を執る。

 シーズン途中では極めて異例となる外部招聘(しょうへい)で、低迷するチームの立て直しを図る。この決断は来季以降も見据えた一手であり、停滞が続くことへの強い危機感がにじむ。吉井氏へのオファーに球団幹部は「前例にとらわれない」とはっきりと話した。休養が発表されている三木監督は、退任となる。

 新監督となる吉井氏は、現役時代に近鉄やヤクルトなどで活躍し、米大リーグでもプレーした。引退後は日本ハムや日本代表などでコーチを歴任。2023年から昨季まではロッテの監督を務め、2度のクライマックスシリーズ(CS)進出に導いた。

 これまで同氏は、楽天と関わりがなかった。昨季まで3年間、同じパ・リーグのロッテで監督を務めたとはいえ、選手やシステムを深く知るには時間が必要だろう。今季の残りを捨てるわけではないが、一日も早く現場に入ることのメリットは少なくない。

 現役時代は先発や救援として日米両方でプレーし、引退後はコーチとして、大谷や佐々木(ともにドジャース)らを育てた。筑波大大学院でトレーニング法やコーチング論を学び、理論派として知られる。楽天は63試合を終え、23勝39敗1分けのリーグ最下位。チーム防御率もリーグ最下位の3・61となっており、近年、低迷する投手陣の再建でも手腕が大いに期待される。

 ◆吉井 理人(よしい・まさと)1965年4月20日生まれ、和歌山県出身。現役時代は188センチ、95キロ。右投げ右打ち。箕島では2年春と3年夏に甲子園出場。83年度ドラフト2位で近鉄入団。95年にはヤクルトへトレード移籍。98年から5年間メジャーでプレーし、メッツ-ロッキーズ-エクスポズと移った。03年日本復帰しオリックス在籍。07年ロッテを最後に引退した。日本通算385試合、89勝82敗62セーブ、防御率3.86。その後複数の球団でコーチを務め、23年から3年間ロッテの監督を務めた。

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