北九州市立大は公立校の意地見せるも初の2勝ならず 監督は涙「彼らがずっとついてきてくれた」

 「全日本大学野球選手権・2回戦、北九州市立大3-5関大」(10日、東京ドーム)

 21年ぶり6度目出場の北九州市立大は競り負け、全国大会で初の2勝とはならなず。試合後の囲み取材で山本浩二監督(47)は涙した。

 関大の先発、190センチ長身左腕・百合沢飛投手(3年・開星)を装蹄師、前日は左投手で練習。三回先頭の竹下柚葵外野手(2年・岡山学芸館)がチーム初安打を放つと、古謝志侑内野手(2年・岡山学芸館)の適時打で先制した。ただ、直後に先発の大石煌心投手(2年・別府鶴見丘)が4失点。五回には2番手の宮原颯大投手(4年・必由館)が1失点し、4点を追う展開に。

 それでも六回には小畑仁誠外野手(4年・壱岐)の2点適時二塁打で2点差に追い上げた。九回には2死二、三塁のチャンスを作ったが、得点はできずゲームセット。あと一歩及ばなかった。

 公立校としての意地を見せた全国の舞台だった。山本監督は「室内はありませんので。雨が降っていない時にいかに練習をして、雨の日にオフを当てる。決まったオフの日をうちは作れなくて。なかなか雨が降らない時期はずっと練習をしていた。環境がマイナスにならないように工夫してやってきた」と明かす。「夕方は授業があるので」と朝7時半から全員で練習もしてきた。

 「反骨心は大いにある」と臨んだ21年ぶりの全日本で8日の花園大との1回戦は3-2で勝利。元阪神の中田賢一がエースだった2006年以来20年ぶりの1勝を挙げた。

 春季リーグは昨年まで3年連続2位と苦しい時期も乗り越えてきた。山本監督は「新たな景色を見せてもらった」と話した後、「ずっと優勝ができなかったので、彼らと一緒に暗闇を走っているような…」と涙。

 言葉を詰まらせながら、「それでも彼らがずっとついてきてくれたので。今日みたいにピッチャーを代えれば次のピッチャーが頑張ってくれるし。代打を出せば思った通り打ってくれるし。自分の期待には本当に応えてくれる選手です」と感謝を語った。

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