巨人・田中将 古巣・楽天と初対戦 思い出の地・仙台で「投げたいと思っていた」12球団勝利へ11日先発

ジャイアンツ球場で投手練習に参加した田中将(撮影・松井美里)
 楽天戦へ向けブルペンで調整する田中将
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 巨人の田中将大投手(37)が8日、川崎市内のジャイアンツ球場で投手指名練習に参加した。先発予定の11日・楽天戦(楽天)に向けて、傾斜を使った投球練習などで入念に調整。胸に秘める特別な思いが、自然と言葉に乗った。

 「去年、僕は交流戦で1試合も登板がなかった。今年、仙台でイーグルス戦があるというのはシーズンが始まった時から頭にはあったし、タイミングが合えばそこで投げたいと思っていた」

 異なる色のユニホームでの凱旋登板だ。杜の都で築いた野球選手としての土台がある。思い出は一つじゃない。「そりゃいっぱいありますよ。たくさんあります」と多くは語らないが、「(仙台で)プロ初勝利はしました」と笑みを浮かべた。

 開幕前から心のどこかで思い描いてきた舞台ではあるが、ファンへの思いを問われると慎重に言葉を選んだ。「イーグルスを応援している方もいる」と前置きをした上で、「成長させてくれた、たくさん思い出がある仙台のマウンドで投げられる。そういうスタジアムの雰囲気、ファンの方々の前で投げられることが楽しみ」と続けた。

 古巣との初対戦は、12球団勝利への挑戦でもある。「それは勝ちたいですよ。勝ちたいからこそ、やることは同じなんです」。さまざまな思いが重なる夜になる。育ててもらったマウンドへの帰還。静かな高揚感を胸に秘め、田中将は右腕を振り抜く。

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