巨人・井上 プロ初完投 惜っし~初完封あと1球「あそこで0で抑える投手に」 魂の111球に杉内コーチも及第点
「巨人8-2ロッテ」(5日、東京ドーム)
少しだけ笑みを浮かべたが、巨人・井上はグッと唇をかんだ。「最後の最後まで気持ちを抜かずにあそこを0で抑える投手になっていきたい」。あと1球で逃したプロ初完封に、悔いは残る。4連勝の立役者はさらなる成長への糧を見つけた。
五回までは無安打投球。六、七回には得点圏に走者を背負いながらも何とか踏ん張った。8点リード、球数90球という状況で九回のマウンドへ。未知の領域で2死までたどり着くもソトに2ランを被弾。あと一歩でプロ初完封は逃した。
5月22日の阪神戦では4回7失点で敗戦。打ち込まれたこと以上に、杉内投手チーフコーチから「淡々と投げている」と、マウンドでの立ち居振る舞いへの指摘を受けた。翌23日には外野で会話を重ねながら何往復も2人きりで歩いた。そこから連勝、さらにプロ初完投と歩みを進めている。
魂の111球に「最後の打者の時に怒りが見えた」と杉内コーチも及第点。だが、井上に慢心はない。「もっと僅差の試合で九回を任せてもらえる投手にならないといけない」。プロ初完投は通過点。目指す場所はもっと上だ。
