長嶋茂雄さん一周忌に巨人が劇的逆転勝利 丸が代打逆転満塁弾「長嶋さんが打たせてくれたホームラン」 東京ドーム大歓声
「巨人5-4オリックス」(3日、東京ドーム)
巨人が劇的な逆転勝ちで2連勝。肺炎のため昨年、89歳で死去した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の一周忌にあたり「FOR3VER 6.3~長嶋茂雄~」として開催された一戦を白星で飾った。
3点を追う八回にドラマが生まれた。八回1死満塁。代打・丸が椋木から完璧に捉えた打球は、右翼スタンドに消えた。2号グランドスラムで5-4とし、スタンドは大歓声に包まれた。広島から巨人にFA移籍する際、同じ千葉出身のミスターから背中を押された男が、劇的な一打を放った。ヒーローインタビューで丸は「本当に最後まで1人も諦めることなく臨んでいた試合。みんながつないでくれたので、僕もつないでと思っていた。最高の結果になってよかった」とうなずいた。長嶋さんへの思いを聞かれ「本当に今日の試合を天国から『諦めるな』と僕たちにずっと言ってくださっていたと思う。本当に諦めない試合をみせることができてよかった。本当に長嶋さんが打たせてくれたホームラン。僕はそう信じてる。感謝したい」と、言葉をかみしめた。
試合は先発の戸郷が誤算。初回は三者凡退で滑り出したが、二回に先頭の紅林に頭部死球を与えて14球で危険球退場となった。
無死一塁から緊急登板した森田は山中を遊飛、西野を二ゴロ、若月を空振り三振に仕留めてピンチを切り抜けた。その後も三、四、五回と無安打投球を続けていたが、六回に突然集中打を浴びた。宗から4連打と犠飛で2点を許して降板。3番手の高梨は押し出し四球を与えた。
八回には4番手の堀田が野口に右中間へソロを運ばれた。
打線はオリックス曽谷に6回まで松本のヒット一本に抑えられるなど大苦戦。七回にダルベックが右翼に9号ソロを打ち込んだが、5番の坂本、6番のキャベッジは3打席連続三振を喫するなど、切れ味鋭いスライダーに苦しめられていた。
