ヤクルト・池山監督 交流戦初勝利で古巣に恩返し 采配ズバリ!ドラ1松下初昇格即先発ヒット「デビューにしてはよくできた」
「楽天2-7ヤクルト」(29日、楽天モバイル最強パーク)
思い出深い場所で大きな1勝をつかんだ。1分けを挟み連敗を3で止め、池山ヤクルトが交流戦初勝利を収めた。池山隆寛監督は「(交流戦で)ようやく勝ちがついて、良かったです」と笑みを広げた。
采配がはまった。今季初昇格のドラフト1位・松下歩叶(法大)を「6番・三塁」で即先発起用。二回にプロ初安打となる左線二塁打を放つなどマルチ安打と躍動した新人は「デビューにしてはよくできたと思ってます」と笑顔。これでチーム内の争いも激化し、野手陣が奮起。沈滞していた打線が15安打7得点と機能した。指揮官は「(松下が)1人加わったことで若い野手陣たちが、競争という言葉が当てはまるように(活躍した)」と何度もうなずく。
帰ってきた仙台の球場は懐かしい場所だ。ヤクルトでの現役時代に指導を受けた野村克也監督のもと引退後、楽天でコーチを務めた。「自分のコーチ業でこの場所が土台です」。ナイターでも朝9時に球場入りし入念な準備を整えた。「自分自身の自信にもなった。それもあったからこそ長く野球をやれてるかも」と感慨深げに語る。
縁深い場所で白星をつかみ、チームにとって課題だった5月の勝ち越しも決めた。阪神と同率でセ・リーグ首位の座も守った。豊富な経験を生かし、熟練のタクトで一戦必勝のポリシーを貫いて戦うだけだ。
◆松下 歩叶(まつした・あゆと)2003年4月14日生まれ、23歳。神奈川県出身。181センチ、87キロ。右投げ右打ち。内野手。桐蔭学園、法大を経て25年度ドラフト1位でヤクルト入団。今季2軍公式戦は26試合で91打数26安打で打率・286、2本塁打、10打点。
