新庄監督 通算300勝目「甲子園でできたのはうれしい」 「試合前に叱り倒して」完封で連敗止めたエース伊藤「許す」

 完封勝利を飾りナインとタッチを交わす伊藤
 7回、カストロの2点打を喜ぶ新庄監督(左)=撮影・西田忠信
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 「阪神0-4日本ハム」(26日、甲子園球場)

 これぞエースだ。こん身の130球目。この日13個目の三振を空振りで奪うと、日本ハム・伊藤大海がグッと拳を握った。チームの連敗を3で止める今季初完封。「最後まで強気に投げられた」と納得の表情でうなずいた。

 3タテを食らって借金3で迎えた交流戦。流れを変える必要があった。序盤から内角を突く気迫の力投。九回は3連打で無死満塁のピンチを迎えたが、最後まで本塁は踏ませなかった。「チームに勢いをつけるんだという気持ちが初回からあった。それが結果としてついてきてくれてすごくうれしい」と頬を緩めた。

 指揮官のゲキが効いた。新庄剛志監督は「内容は言えないけど、試合前から大海くんをちょっと叱り倒して」と明かし「意地でも最後まで行け!ということで、この結果。許す」とニンマリ。伊藤は「僕の不注意というか、問題なく投げられましたけど。でも、それ(ゲキ)のおかげでいいピッチングができたかな」と笑って感謝した。

 新庄監督は就任5年目で通算300勝目。数字自体には無関心も「甲子園でできたのはうれしい」と、慣れ親しんだ聖地での節目を喜んだ。記念球を手にすることもなく「(ボールを)もらったら間違いなくスタンドに投げてる」と笑わせた指揮官。「交流戦の最初の1勝目を取れたっていうのは『さあ、のっていくぞ』っていう気持ちには選手はなりますよ」と、古巣相手の“快幕”に反攻の手応えは十分だった。

 ◆日本ハム歴代監督300勝 日本ハム歴代監督300勝は新庄監督が7人目。過去6人は【1】栗山英樹(684勝672敗54分け)【2】大沢啓二(631勝636敗94分け)【3】水原茂(526勝429敗28分け)【4】ヒルマン(349勝320敗14分け)【5】上田利治(310勝326敗12分け)【6】梨田昌孝(301勝261敗14分け)。

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