危険スイングに罰則導入へ 状況に応じ「警告」や「退場」 11日実行委員会で承認なら今季から運用
プロ野球の危険なスイングに対して日本野球機構(NPB)が罰則を導入する方針であることが8日、分かった。11日の実行委員会で議題として話し合い、承認されれば今季から運用となる。
4月16日のヤクルト-DeNA戦で打者の手から離れたバットが川上拓斗審判員(30)の頭に直撃した件を受けてNPBが危険防止策を講じる。打者の手から離れたバットが他者に当たった場合は危険スイングと判断し、その状況や回数に応じて「警告」「退場」などの罰則で処分を科す。
NPBの中村勝彦事務局長はこの日オンライン取材に応じ「理事会、実行委員会にかける話。詳しくは話し合ってから説明させていただく」と述べた。
NPBは川上審判員が負傷した翌日に「極めて重大な事案」と受け止めて「頭部の保護を含めた防護措置の在り方について検討を進める」と審判員の安全確保を図る方針を表明。榊原コミッショナーが球審へのヘルメット着用を通達し、18日から実行されている。
川上審判員は救急搬送後に医療機関で緊急手術を受け、その後、集中治療室から一般病棟に移ったことが4月30日に公表されたが、意識は回復していないという。
また、4月3日の西武-楽天戦でファウルがワンバウンドで左腕に当たって交代した深谷篤審判員が、15日のロッテ-日本ハム戦では折れたバットを右腕に受けて再び交代。骨折が判明するなど審判員の負傷が相次いでいる。
