巨人・ドラ1竹丸 両リーグトップタイ4勝 6回6安打2失点「2桁勝てるように頑張ります」
「巨人4-2広島」(29日、東京ドーム)
苦しみながらもつかんだ両リーグトップに並ぶ4勝目に、巨人のドラフト1位・竹丸(鷺宮製作所)は控えめな笑みを浮かべた。「五回以外はよかったです」。6回6安打2失点も2死後の四球から崩れた五回を猛省。勝ってできる反省がある。ルーキーは前を向いた。
三者連続三振で立ち上がると、二回には自身も犠打野選でプロ初打点を記録するなど4点のリードをもらった。それでも五回2死から「あれが一番よくなかった」と四球を許し、安打でつながれるなど2失点。六回は無失点に抑えたが、勝利にも悔いは残った。
広島出身の左腕にとってカープは特別。崇徳高時代には3連覇を見た。「優勝して街が赤いんですよ。電車に乗ってもカープのユニホームを着ている人ばっかりだった」。テレビをつければカープ女子特集。赤く染まる街を、当時はぼんやりと見つめるだけだった。
旧広島市民球場も、マツダスタジアムも観戦に訪れたことがある。「少年野球のときに広島のチームご招待みたいな。小学校の時に同級生何人かと行きました」。阪神ファンだったが、最も身近な球団がカープだ。公式戦での初対戦を「楽しみ」と心待ちにしていた。
高校では「Bチーム」と主戦力ではなかった。遠すぎると思っていたプロの世界も、今では同じ土俵に立つ。特別なチームに刻んだ“白星”は次戦への力になる。「2桁勝てるように頑張ります」。トップの舞台を一気に駆け上がる。
◆巨人新人投手の4月までに4勝以上 巨人新人投手で4月までに4勝以上を挙げたのは竹丸が5人目。過去4人は1957年・藤田元司(4勝1敗)、60年・堀本律雄(6勝1敗)、同・青木宥明(5勝1敗)、15年・高木勇人(4勝0敗)。ちなみに99年に最多勝などのタイトルを獲得した上原浩治は4月終了時で2勝2敗だった。
