巨人・大城 代打で逆転弾!今季3打席目1号3ラン「今年イチの感覚」 2カード連続勝ち越し
「巨人3-2DeNA」(5日、東京ドーム)
静かに牙を研ぎ続けた時間が、最高の形で結実した。巨人・大城が一振りで起用に応える。「今年イチの感覚でした。自分も打った瞬間にいくと思ったので、すごくいい手応えでした」。今季3打席目で放った、逆転の代打1号3ランで2カード連続のカード勝ち越しを決めた。
1点を追う七回。2死一、三塁で打席が巡った。相手ベンチは石田裕から伊勢にスイッチ。阿部監督も2人の代走を送る、勝負手を重ねた場面。松本の二盗で二、三塁となった中、大城が3球目の直球を捉えてバットを投げると、右腕をベンチに突き上げた。
“伏線”は4日の試合にあった。同点とした四回に代打で登場。一、二塁間の深い打球を放ち、懸命に走り出す。一塁ベースに頭から飛び込むも、二塁・牧の好守に阻まれてアウトになった。初安打とはならなかったが、阿部監督は言う。「出番が少ない中で、僕は昨日のヘッドスライディングを見て熱いものを感じた」。この日、いい場面での起用を決めた。
「ベンチにいてもキシ(岸田)と山ちゃん(山瀬)のリードを見ていますしね。試合の流れを読みながら、イメージしながらやっています」
限られた出場機会で結果を出すため、捕手として積み重ねてきた経験がある。ただ、この日の伊勢投入は?と問われると、「読み間違えました」と愛嬌(あいきょう)たっぷりに笑った。重圧の中での一振りは準備のたまもの。研ぎ続けた刃は、ここ一番で鈍らない。
