【解説】復活の巨人・田中将大 昨季と何が違うのか- 評論家「若い打者を手玉に取っていた」中日戦で今季初勝利
「中日5-6巨人」(1日、バンテリンドーム)
巨人の先発・田中将大投手(37)が今季初先発で初勝利をつかみ、野茂英雄氏に並ぶ日米通算201勝目を挙げた。
初回に3点の援護をもらうと、三者凡退の立ち上がり。三回に犠飛で1失点したが、四回の無死一、二塁のピンチは踏ん張った。3点リードの六回は2死から四球を許すと、ブライトに中前打とつながれ、サノーには適時二塁打を浴びた。二、三塁のピンチを背負ったところで降板。赤星が好救援を見せ、5回2/3を6安打2失点4奪三振で今季初先発の役目を果たした。
楽天から移籍1年目の昨季は3勝4敗、防御率5・00。最終登板で通算200勝を達成したが、シーズンを通して苦しい投球が続いた。
だが、今季はオープン戦3登板でも無失点。安定した投球が続いている。巨人OBでデイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「投球がうまい。中日の若い打者を手玉に取っていた」と振り返った。
昨年の春季キャンプでは、久保コーチとのフォーム修正が注目を集めた。積み重ねた成果が結果となっており、「始動から左足の踏み込み、リリースポイントまで一定している。ファームの試合も見たが、去年よりも安定しているから逆球が本当にない」と解説。
直球の最速は148キロとかつてのような剛速球ではないが、二回には99キロのカーブを投じるなど、緩急自在の投球で打者のタイミングを外している。関本氏は「ストライク先行でカウント優位に運べているし、追い込んだら外にちょこんと変化させて若い打者を手玉に取っている。昨日のような投球ができたら、6回を2失点、3失点でいける試合も増えるんじゃないか」と語った。
一方で、中日のドラフト1位・中西聖輝投手は初回の3失点も響き、六回途中4失点でプロ初黒星。「立ち上がり、ボールひとつふたつ真ん中寄りに集まっていた。大学では球の威力で抑え込めるが、プロは逃してくれない。逆にマー君の投球のうまさ、制球の良さが際だった試合だった」と語った。
