大阪桐蔭が4年ぶりV!史上最多タイ5度目のセンバツ制覇 決勝戦は負けなし10連勝 「強引なサインを出した」西谷監督の一手から一挙4点ビッグイニング 雨中の激闘制す

 「選抜高校野球・決勝、大阪桐蔭7-3智弁学園」(31日、甲子園球場)

 大阪桐蔭が智弁学園を制して4年ぶり5度目のセンバツ制覇を果たした。通算5度目の春優勝は東邦と並んで史上最多タイとなり、春夏通算10度目の優勝は中京大中京に続いて史上2校目の快挙となった。雨中の激闘を制し、これで甲子園の決勝は初めて進んだ1991年の選手権から驚異の10連勝だ。

 ゲームを動かしたのは西谷監督の一手だった。同点に追いつかれた直後の七回、先頭の中島が中前打で出塁した。続く仲原の打席で手堅く行くかと思われたが、西谷監督はバスターエンドランを指示。これが見事に成功し、中前打で無死一、二塁と好機を広げた。さらに中西の送りバントが三塁前の絶妙の位置へ転がり、ヘッドスライディングで内野安打へ変えた。 そして内海が低めのボールをしっかりと見極め、押し出し四球で勝ち越し点を奪った。さらに遊ゴロ間に追加点を奪うと、黒川の左前2点打で一挙4点のビッグイニング。智弁学園のエース・杉本を鮮やかに攻略した。

 投げては背番号10の2年生・川本が今大会初本塁打となるソロを浴びたが、2桁奪三振の快投で智弁学園打線に勝ち越しを許さなかった。150球目で空振り三振を奪うと雄たけびを挙げて渾身のガッツポーズ。歓喜の輪ができた。

 センバツ1回戦大トリから過密日程の中で頂点まで駆け上がった大阪桐蔭。昨年は春夏ともに甲子園の土を踏むことができなかった。西谷監督は「OBの分まで」と選手たちに呼びかけ、決勝戦を前に「簡単に勝てないと思うけど、簡単に負けないように」と伝えた。

 しぶとく、粘り強く、苦しい戦いを乗り越えてつかんだ10度目となる甲子園の頂点。ナインの表情からは自然と笑みがこぼれた。

 西谷監督は「OBが九回優勝してくれていたので、とにかく10回目の優勝をしようと。生意気なんですけど、それを子供たちと話をして、きょう達成できて嬉しく思っています」と語った。「優勝と準優勝では全然違う。そんな話しをしなくてもキャプテンがやってくれた」と明かし、「杉本君がNo.1のピッチャー。甲子園はいいピッチャーを打って成長できる。杉本君のおかげで優勝できた」。バスターエンドランについては「セオリーならしっかり送りバント。サインで攻めようとみんなに伝えて。やや強引なサインを出しました」と明かし、川本は「先輩達と日本一になりたい。魂を込めて投げてくれたと思います」とたたえた。

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