ヤクルト・池山監督 開幕3連勝、球団新人監督27年ぶり かすれ声で「気持ちいいです」
「DeNA3-5ヤクルト」(29日、横浜スタジアム)
これぞ“ブンブン丸”野球の真骨頂だ。ヤクルトは怒濤(どとう)の攻撃。終盤の逆転劇。ドラマチックにシーズン幕開けから3戦3勝だ。球団新人監督の開幕3連勝は若松勉監督の1999年以来27年ぶりの快挙。池山隆寛監督は、かすれ声で「勝つっていうのは気持ちいいです」と必死に言葉を発した。
采配がズバズバはまったのは2点を追う八回。連打で無死一、二塁とし送りバントはさせず強攻策を取り、長岡が左前打で満塁と好機が広がる。続く2番・サンタナが右中間に走者一掃の二塁打を放って逆転した。多くの打席に立たせ、好機で回したい意図で開幕から2番に据える強打者が、3戦連続打点と躍動した。
指揮官は興奮気味にベンチ前で拳を突き上げ跳びはねた。「前に出て行った!(声は)出てたと思う」。代走を送ったサンタナが戻ってくると頭を下げてお辞儀をした。助っ人は「監督がそこまでしてくれるってことは貪欲さを表してる。みんなに伝わっていた」と感謝の思いを口にした。
試合前、池山監督に異変が起こっていた。開幕2試合にベンチで声を張り上げてチームを盛り上げたため「声が出ない」とダミ声で明かした。
31日・広島戦で本拠地開幕戦を迎えるが「いい意味での仕切り直しです」。そして「まず私の声を治したい(笑)」。猛烈な勢いはついた。声もノドも整えて、神宮での“初陣”に挑む。
